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スナップ写真のレタッチの例 室内で暗めに写った少年の写真

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 スナップ写真のレタッチの例です。
 室内で、暗めで色かぶり気味に撮影された少年の写真をレタッチしてみます。

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Adobe® Photoshop®で下準備する

 以下の写真をレタッチします。

元の写真

 ハイライト(真っ白に近い部分)がない状態の写真になっています。

 たいていは、まず明るさとコントラストをPhotoshopのプラグインのCamera Rawで調整したいところです

 しかし、この写真のようにハイライトがなく、大幅にレベル補正をする必要がある写真の場合、直接Camera Rawで操作してもうまくいきません。

 そこで、下準備としてPhotoshopでレベル補正だけ行います。

 色かぶり気味なので、R、G、Bの各チャンネルでレベル補正します。

下準備のレベル補正をした状態

 下準備のレベル補正をした写真をTIFで保存しておきます。

Camera Rawで明るさ、コントラストの調整

 下準備して保存したTIFをCamera Rawで開きます。

 Camera Rawで明るさ、コントラストを調整します。

明るさ、コントラストを調整した状態

 Camera RawからPSDで書き出します。

Photoshopで色調補正と、部分的な細かい調整

 Photoshopで色調補正と、部分的な細かい調整をしていきます。

 「カラーバランス」で写真全体の色調を補正します。

写真全体の色調を補正した状態

 「特定色域の選択」などを使い、顔など肌の色をおおまかに調整します。

肌の色を大まかに調整した状態

 色かぶりの影響などで、肌の色が部分的に赤く彩度が高くなり過ぎているので、細かい範囲選択をしてレベル補正などを使って修正します。

肌の色をさらに自然に修正した状態

 写真全体の彩度を調整します。

写真全体の彩度を調整した状態

 色かぶりなどの影響で、この段階で少年の顔色が部分的に青っぽくなっているので、細かい選択をして色を修正します。

顔色の修正が終わった状態

 周りはオレンジっぽいですが、そのときの照明の色ということで無理に直さなくて良いと判断し、少年と周辺の色がある程度修正されたこの状態で完成とします。

 以上、室内で、暗めで色かぶり気味に撮影された少年の写真のレタッチの例でした。

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