プリンター用紙は消耗品ですので、どういうプリンター用紙を使用するかによって人類と他の生物の将来が大きく変わってきます。
できるだけ低環境負荷の用紙を選んで、持続可能な事業活動、趣味活動にしていきましょう。
ここでは、ビジネス文書向けのカラー印刷用インクジェットプリンター用紙のうち、環境負荷の低そうな製品を探してみます。
地球環境が急変する良いことがない
環境対策のコストを含んでいない用紙を使うとどうなるか
紙を作るのにも二酸化炭素が出ます。
適切な環境対策を行わずに紙を生産すれば、森林が荒れ果てます。
そのため、負担するべき環境対策のコストを負担せずに低価格で販売されている用紙を使うと、いよいよ地球環境が急変していくことになります。
地球環境の急変をビジネスチャンスと見る向きもあるが、実際には良いことはないようである
地球環境の急変で北極海を船で通れるようになったり、水ビジネスでさらに儲けの機会が増えるなど、経済的に良いことがあるという考えもあります。
ところが地球環境の急変で得をするのは一部の人であり、大多数の人や生き物は大変な目にあうことになります。
戦争をすると大多数の人はひどい目にあうものの、一部には戦争で儲けを得ることができる人もいるという事実と似ているでしょう。
ただし、地球環境が激変すると人類は環境に対応しきれずに滅ぶ可能性があるので、例えば水ビジネスで大儲けした人がいたとしても、その人たちも生きていけなくなります。
そのようなことで、おそらく全員が損をします。
参考書籍
環境対策のコストをかけないと、結果的に余計に高くつく
コストをかけて必要な環境対策を行わず、地球環境が急変していけば、災害や情勢不安その他の事態に対応するため世界中で莫大なコストが発生します。
地球環境を無視して安さを追求すれば、経済的に見ても結果的には余計にコストがかかってしまい、さらに私たちの次の世代以降の人々にもコストを払わせ続けることになります。
参考リンク
イベントアトリビューションという方法を使って、この度、日本の異常気象への地球温暖化の影響が科学的に証明されたらしいです。
信頼できるメーカーが真面目に作っている紙はある程度持続可能な紙らしい
紙はボロ布や草や木から作ります。
現代であればほとんどは木から作ります。
そして紙を回収してまた紙を作れます。
製紙業は他の工業と比べて、一回作って廃棄して終わらず紙を回収してまた原料にしたり、製造過程で出る物質もまた使うなど、循環して使う仕組みが昔からあるようです。
ですので、熱帯林を丸裸にしてから単一樹種を植林して「植林木100%」の紙として販売しているような海外メーカーの激安の紙は避けるべきでしょうが、ある程度信頼できる国内メーカーが真面目に作っている日本製の紙ならある程度環境負荷は抑えられているらしいです。
参考書籍
写真用紙で低環境負荷の製品は残念ながらほとんどない
インクジェットプリンター用の写真用紙で低環境負荷をうたった製品は、現在のところほとんどないようです。
低環境負荷の、ビジネス文書向け カラー印刷用インクジェットプリンター用紙
カラー印刷用インクジェットプリンター用紙で、ビジネス文書向けの製品では低環境負荷をうたった製品がいくつか出ています。
コクヨ インクジェットプリンタ用紙 マット 片面印刷用
- エコマーク認定商品
- 古紙パルプ配合率100%
- グリーン購入法適合
- 片面印刷用、紙質はマット、カラー印刷対応
- A4、A3、各サイズあり
EPSON エプソン純正 上質普通紙 両面印刷用
- エコマーク認定商品
- 古紙配合率100%
- グリーン購入法適合
- 両面印刷用、紙質は上質、カラー印刷対応
- A4、A3、各サイズあり
以上、低環境負荷のカラー印刷用のインクジェットプリンター用紙をご紹介しました。
参考記事