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新千歳空港や札幌などから摩周湖へ行く方法をみてみます。
※当ブログ運営者が自分用に調べてみたものですので、正確な情報は交通機関の公式情報などをご覧ください。
摩周湖
摩周湖は弟子屈町にある湖です。
摩周湖の景色を見るとしたら、摩周湖第1展望台から見るケースが多いです。
摩周湖第1展望台には無料レストハウスもあります。
以下では新千歳空港や札幌から摩周湖第1展望台へ行く方法をみてみます。
参考リンク
新千歳空港から摩周湖へ行く方法
新千歳空港駅から南千歳駅まで JRの快速エアポートで
新千歳空港駅から南千歳駅まで、JRの快速エアポートで行きます。
快速エアポートは15分に1本以上の頻度で発着しているので、新千歳空港の地下にある新千歳空港駅に行って少し待っていればすぐ乗れます。
参考リンク

JRで南千歳駅から摩周駅まで行く
南千歳駅から摩周駅までJRで行きます。
南千歳駅から釧路駅まで JRの特急で行く
南千歳駅から釧路駅までJRの特急「おおぞら」で行けます。
釧路駅から摩周駅まで JRの普通列車か快速で行く
釧路駅から摩周駅まで、JRの普通列車か快速「しれとこ摩周号」で行けます。
JR摩周駅から摩周湖第1展望台まで 路線バス(阿寒バス)で行く
バス停「摩周駅前」からバス停「摩周湖第1展望台」まで阿寒バスの「摩周線」の路線バスで行けます。
2025年5月9日に確認した限りでは午前中に1往復のみの運行らしいですが、正確なところはバス会社の公式情報を確認してください。
札幌から摩周湖まで行く方法
JRの特急「おおぞら」は札幌-釧路間を結んでいます。
そこで、JR札幌駅から特急「おおぞら」に乗れば、あとは上記と同じルートで摩周湖まで行けます。
鉄道を採算だけでなく地域の社会資本として評価する世界標準の考え方で議論しましょう
JR釧網線の列車の本数は非常に少なくて不便です。
JR札沼線の当別駅から先や日高本線の鵡川駅から先は廃線にされてしまったり、他のJR路線も多くの場所で列車本数が減らされ続けたりして不便な状況です。
一生に一度は乗ってみたい豪華列車より、一生乗れる普通列車をきんちと運行してほしいと以前誰かが言っていました。
日高本線は災害で線路が壊れ復旧に多くの金がかかるが利用者は少なく赤字なので廃線は止むを得ない、その他の路線も赤字なら廃線は止むを得ない、という考え方に陥ってしまいますが、そのように諦める必要はありません。
鉄道を採算だけで評価する日本独特の考え方に陥らず、地域の社会資本として評価する世界標準の考え方で議論しましょう。
以下は、世界では持続可能な社会を作るため環境負荷の低い鉄道が今まで以上に重要になっている現在、なぜ時代に逆行してこれほど日本の鉄道網が崩壊してきているかについての参考記事です。
参考リンク


上記リンク先の記事に以下のようなことが書いてありました。
道路・港湾・空港が国や自治体の直営事業で整備され、バスには多くの補助金が投じられている中で、鉄道に対してだけ、現在も国や自治体からの公的支援は手薄なのが実態です。(中略)いつしか鉄道は限られた利用者がすべてを負担し、公的関与がないのが当たり前というふうに市民も信じ込まされてきました。今日の地方鉄道の危機は、世界標準とは真逆の「日本だけの特殊な市民意識」によっても加速しているのです。

上記リンク先の記事に以下のようなことが書いてありました。
このような状況は、政府による国鉄分割・民営化の失敗といわざるをえません。元来、安定的な交通の確保は憲法に保障された国民の権利であり、政府が公的インフラ施設として整備しなければならないものです。公的な交通手段を「民間事業」(JR北の所有者は事実上政府であるが)にゆだねた結果、単なる企業の経営問題として扱われてしまったのです。
このような交通政策は間違っています。同じ交通施設でも道路や港湾、空港は公共事業として公的資金で建設がなされ維持されています。その施設を自家用車やバス、トラック、船舶、航空機などが利用していますが、建設費は負担していません。しかし、鉄道の場合は施設と運行車両が一体として運営されています(太字引用者)。とくにJR北の場合、長大路線と積雪寒冷という本州にはない悪条件を抱えての運営で、赤字がかさむのは当然です。
鉄道は通学・通院・買い物・ビジネス活動・貨物輸送・観光など、日々の暮らしや仕事に直結しています。とくに北海道にとっては、日本の食料基地としての農水産物の輸送、国際的に人気が急拡大しているインバウンドにとって不可欠な移動手段です。さらに、北海道の鉄道は、明治期以降、石炭輸送を皮切りに、内陸部開拓に重要な役割を果たしてきました。そのことが持つ歴史的・文化的価値も重要で、これからの地域発展を考える上ではかけがえのない財産となります。
参考書籍
“国鉄「分割・民営化」の破綻を総括 鉄道の復権による地域社会の再生を考える!
北海道の鉄路は全路線の半分に当たる10路線が維持困難として廃線の危機に直面している。国鉄の「分割・民営化」から30年、JR各社では不採算路線の廃止などで、全国的な鉄道網の分断が進行している。鉄道は安全性、定時性、高速性で高く評価され、地域社会の発展に不可欠であるのに、政府の自動車・航空偏重政策の前に危機を迎えている。
本書は、JR北海道の危機的状況にたいして、新自由主義による従来の「分割・民営化」路線の破綻を総括し、「持続可能な社会」の考え方を基本に、鉄道路線の存続・再生、地域経済・社会の再生の道を提起する。”
“国土交通省のローカル鉄道の見直しの提言を批判する! これでは国の骨格が崩れる!
第1部 ローカル鉄道問題はローカルだけの問題ではない(検討会設置の契機と背景/検討会と提言の枠組み・概要/論点/あるべき方向)/第2部 提言に対するQ&A(ローカル線を取り巻く現状に関するQ&A/ローカル鉄道の廃止と地域公共交通の利便性に関するQ&A/地方自治体の責任と役割に関するQ&A/国の責任と役割に関するQ&A/地域社会における鉄道の役割に関するQ&A)/第3部 地域のための鉄道を求めて(鉄道は「社会的生産過程の一般的条件」/JR北海道のもっている矛盾と二つの解決の道/第一の道における理論的な枠組みー「生産者と消費者」の欺瞞性/第二の道をもとめてー鉄道の再生の展望)”
参考

北海道に入植した和人の歴史が短いため「北海道の歴史は短い」という言い方をたまに耳にしますが、北海道には数万年前から人が住んでおり、北海道の歴史は長いです。
“北の地から日本の歴史を見つめ直す視点で、専門家6人がまとめた北海道史の概説書。高校生以上の読者が理解できるように内容を精選した。2006年刊行の下巻に次ぐ労作。上巻ではアイヌ民族に関する詳述を含め、旧石器時代から箱館開港までを解説した。”
“行動から人身事故事例まで半世紀の研究成果を集大成
あらゆる動物の行動には必ず目的と理由がある。ヒグマの生態を正しく知るには、ヒグマに関するあらゆる事象、生活状態を繰り返し検証することである。ヒグマの実像を知ることができれば、人間とヒグマのトラブルを避ける方策も見出せるし、ヒグマを極力殺さず共存していけると考えられる--”