X-Rite® RM200QCは物の色の差を測定したりできる機器です。
機器などを買うときの参考情報
電子機器の製造には深刻な国際問題も関係しています。
機器を使用する私たちユーザーもそれらの国際問題の当事者の一人です。
物を買う場合は社会的責任を果たしているメーカーや店の製品を選んで、やりがいのある仕事や創作活動をしましょう。
武装勢力や児童労働と関わりのある原料
報道によれば、電子機器などの製造に必要な鉱物には武装勢力の資金源になっている鉱山で生産されたり児童労働につながっているものがあります。
紛争や児童労働などに関わりのない鉱物を使用しているかどうか、製造メーカーがきちんと管理された道筋で原料を調達しているかどうかなどを確認してみましょう。
「メーカー名 + 紛争鉱物」などで検索すると、メーカーの公式サイト内の原料調達に関する取り組みや調査結果の報告のページなどが見つかります。
詳しく取り組みや結果を報告しているメーカーもあれば、報告などはほとんど公開していないメーカーもあります。
参考



参考書籍
以下の本で先進国から他の貧困国へ環境汚染その他の被害が押し付けられ外部化されていることなどが説明されていました。
使用後の壊れた製品の回収
壊れたパソコンのモニターなどは法律に従ってPCリサイクルや小型家電リサイクルに、その他の壊れた電子機器なら法律に従って小型家電リサイクルに出したりして再資源化します。
パソコンやモニターの場合なら「メーカー名 + PCリサイクル」などで検索すると各メーカーの回収・再資源化の申込や回収率の報告書などのページが見つかります。
分かりやすくていねいに説明しているメーカーもあれば、そうでもないメーカーもあります。
X-Rite RM200QC は物の色の差などを測定できる機器
X-Rite RM200QCは物の色の差などを測定できる機器です。
1個目の物の色を測って、2個目の物の色を測って、2個目の物の色が1個目の物の色とどのくらい差があるか数値で確認できます。
測定したときにイルミナントD65やAにおけるL*a*b*値なども表示されるらしいです。
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メーカーの動画
片手で簡単操作 小型色差計RM200QC(アールエムニヒャクキューシー) 操作イメージ|X-Rite Japan
1回目に作った物の色を数値で残しておける
製品の色を測れるので、1回目に作った物の色を測って数値を保存しておいて、2回目に製造した物の色をRM200QCで測って、1回目の色と同じ色になっているか確認できます。
もし1回目に製造した物が日焼けして変色してしまったとしても、色を測定した数値が保存されていれば数値を使って1回目と2回目の物の色が同じ色になっているか確かめられます。
RM200QCの主な仕様
以下はRM200QCのカタログで確認した仕様の一部です。
光学幾何条件は45/0です。
45度の角度から光を当てて測る方式です。この方式はある程度平らなものを測るのに向いていて、じゅうたんのように凸凹しているものには向きません。
光源と視野はD65、Aです。
D65かAの光源で照らした時の色を測れます。
保存可能な基準色とサンプルの色の数は20/350です。
RM200QCを廃棄するときはリチウムイオン電池を資源化する
RM200QCにはリチウムイオン電池が内蔵されているそうなので、廃棄するときは必ずリチウムイオン電池を回収しましょう。
リチウムイオン電池の取り出し方は説明書で確認したりメーカーに確認したりできます。
リチウムイオン電池の回収方法は自治体のウェブサイトなどで事業用・家庭用に分けて説明があります。
参考リンク

参考記事



