北海道当別町にある劉連仁生還記念碑への行き方、交通案内です。
劉連仁生還記念碑にはJRと徒歩で行ける
JRと徒歩で劉連仁生還記念碑へ行けます。
JR札沼線(学園都市線)で当別駅まで行く
JR札沼線(学園都市線)で当別駅まで行きます。
この区間の列車は1時間に2〜3本くらいあるので、駅で少し待っていればすぐ乗れます。
札幌駅-当別間のJRの路線
当別から先は廃線にされてしまった なぜ日本の鉄道網の崩壊が進んでいるのか
JR札沼線の当別駅から先は廃線にされてしまいました。
また、日高本線の鵡川から先は廃線になってしまったり、他のJR路線も多くの場所で列車本数が減らされ続けたりして不便な状況です。
鉄道を採算だけで評価する日本独特の考え方に陥らず、地域の社会資本として評価する世界標準の考え方で議論しましょう。
日本で生まれ育っていると、日高本線は災害で線路が壊れ復旧に多くの金がかかるが利用者は少なく赤字なので廃線は止むを得ない、その他の路線も赤字なら廃線は止むを得ない、という考え方に陥ってしまう場合が多いですが、世界ではあまり一般的で無い考え方です。
道路は赤字かどうかにかかわらず必要だから税金で維持し、下水道も赤字かどうかにかかわらず必要だから税金で維持し、鉄道も赤字かどうかにかかわらず必要だから税金で維持している国や地域が多いです。
以下は、世界では持続可能な社会を作るため環境負荷の低い鉄道が今まで以上に重要になっている現在、なぜ時代に逆行してこれほど日本の鉄道網が崩壊してきているかについての参考記事です。
上記リンク先の記事に以下のようなことが書いてありました。
地脇聖孝「ローカル鉄道に国・自治体・住民はどう向き合うべきか」からの引用
上記リンク先の記事に以下のようなことが書いてありました。
このような交通政策は間違っています。同じ交通施設でも道路や港湾、空港は公共事業として公的資金で建設がなされ維持されています。その施設を自家用車やバス、トラック、船舶、航空機などが利用していますが、建設費は負担していません。しかし、鉄道の場合は施設と運行車両が一体として運営されています(太字引用者)。とくにJR北の場合、長大路線と積雪寒冷という本州にはない悪条件を抱えての運営で、赤字がかさむのは当然です。
鉄道は通学・通院・買い物・ビジネス活動・貨物輸送・観光など、日々の暮らしや仕事に直結しています。とくに北海道にとっては、日本の食料基地としての農水産物の輸送、国際的に人気が急拡大しているインバウンドにとって不可欠な移動手段です。さらに、北海道の鉄道は、明治期以降、石炭輸送を皮切りに、内陸部開拓に重要な役割を果たしてきました。そのことが持つ歴史的・文化的価値も重要で、これからの地域発展を考える上ではかけがえのない財産となります。
小田清「JR北海道の路線廃止と地域対応 ―鉄路は地域発展に不可欠―」からの引用
参考書籍
「北海道の鉄路は全路線の半分に当たる10路線が維持困難として廃線の危機に直面している。国鉄の「分割・民営化」から30年、JR各社では不採算路線の廃止などで、全国的な鉄道網の分断が進行している。鉄道は安全性、定時性、高速性で高く評価され、地域社会の発展に不可欠であるのに、政府の自動車・航空偏重政策の前に危機を迎えている。 本書は、JR北海道の危機的状況にたいして、新自由主義による従来の「分割・民営化」路線の破綻を総括し、「持続可能な社会」の考え方を基本に、鉄道路線の存続・再生、地域経済・社会の再生の道を提起する。」
第1部 ローカル鉄道問題はローカルだけの問題ではない(検討会設置の契機と背景/検討会と提言の枠組み・概要/論点/あるべき方向)/第2部 提言に対するQ&A(ローカル線を取り巻く現状に関するQ&A/ローカル鉄道の廃止と地域公共交通の利便性に関するQ&A/地方自治体の責任と役割に関するQ&A/国の責任と役割に関するQ&A/地域社会における鉄道の役割に関するQ&A)/第3部 地域のための鉄道を求めて(鉄道は「社会的生産過程の一般的条件」/JR北海道のもっている矛盾と二つの解決の道/第一の道における理論的な枠組みー「生産者と消費者」の欺瞞性/第二の道をもとめてー鉄道の再生の展望)
JR当別駅から劉連仁生還記念碑まで徒歩
JR当別駅から劉連仁生還記念碑まで徒歩で行きます。
途中から歩道がなくなりますが、クルマの交通量は少なく、いくらかの道幅はあります。
私が記念碑まで往復した時にすれ違ったクルマは合計で10台にも満たないくらいでした。
道に外灯は少しあります。
私は夏の18時20分に当別駅を出発し、記念碑まで行って19時40分くらいに当別駅に戻って来ました。夏のこの時間はまだ天文薄明の時間帯で十分に道が見えました。
当別駅から劉連仁生還記念碑まで徒歩で行く道
道路上のカエルやコオロギたちに注意
道路の脇は畑や水田が続き、水のある場所の付近では道路上をカエルが歩いていたり、コオロギも結構大勢いました。
カエルやコオロギなどを踏んでしまわないように注意しましょう。
夜は暗くて道路上が見えにくくなるのでできれば明るいうちに往復するようにした方が良いでしょう。
劉連仁生還記念碑
劉連仁(リュウリェンレン)さんの炭鉱脱出から生還までの経緯や、記念碑が建てられた経緯などの説明があります。
記念碑の周辺
記念碑の周辺の道は歩道がなく、車道兼歩道です。
劉連仁生還記念碑への行き方、交通案内でした。