デジカメは電子機器なので、一定の年数が経てば壊れてしまいます。
また、壊れなくても、諸事情で別の機種のカメラに買い換える必要に迫られる場合もあるでしょう。
ここでは札幌市に住んでいて不必要になったデジタルカメラの廃棄・処分方法の一例をみてみます。
※札幌市の廃棄物処理、回収などの今日時点の最新のルールは札幌市の公式サイトでご確認下さい。
はじめに 壊れるまで大切に使い、正しく処理する
デジカメを短期間でゴミとして廃棄処分しまた新品を買うということを繰り返すと、環境負荷が高すぎて自然の循環のスピードが追いつかず人類も他の生物も絶滅します。
そこで、大前提としてデジカメはできるだけ長く大切に使いましょう。
そして、手放す必要が出たときは、単にゴミに出すなどせずできるだけ環境負荷を高めないで済む方法で処理しましょう。
参考書籍
以下の本で自然の循環のスピードを超えて廃棄物を出したりすると人類は存続できない理屈が説明されていました。
以下の本で、自然の循環のスピードを超えて廃棄物を出したりすると初めのうちは貧困国に被害を押し付けることで先進国はしばらく存続できるものの、最終的には世界中で貧困層も富裕層も含めて全員が滅んでしまうことが説明されていました。
新品のカメラを作れば温室効果ガスが出る
新品のデジカメを作るときには当然ながら温室効果ガスが出ます。
外国の鉱山で原料の物質を掘ったり、鉱石から必要な物質を取り出したり、原材料を運んだり、デジカメの工場でデジカメを作るにも色々な機械を動かしたり、製品を運んだりするとき、多くの二酸化炭素やその他の温室効果ガスが出ます。
よって、例えば3年間に新品のデジカメを2個買うよりは、10年間に1個のデジカメを使い続けた方が環境負荷は多分低く済むでしょう。
参考リンク
![](https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/031100160/ph_thumb.jpg)
電子機器に使用する鉱物の生産において人権問題もある
環境負荷の問題以外に、電子機器の生産では人権問題も関係してきます。
電子機器に使用される物質を得るための鉱山が武装勢力に支配されているなどの事情で、深刻な人権問題が発生しているということです。
また、児童労働が行なわれているケースもあるということです。
武装勢力に支配されている鉱山から産出された鉱物を使用すると、武装勢力に資金提供してしまうことになります。
児童労働が行なわれているところで生産したものを使えば、児童労働に加担したことになります。
そこで、そういったところで作られたものを使うのを避けなければなりませんが、完全には避けきれていないらしいです。
日本の電子機器メーカーのウェブサイトなどで鉱物の仕入先に関する調査結果などが毎年報告されるなどしていますが、完全には調査しきれませんでした、というような結果が報告されていることもあります。
私たちユーザーとしては、電子機器は深刻な人権問題と関係していることを認識し、機器を買うときには紛争鉱物を使用していないか調べて確認したり、使っている電子機器を気軽にゴミに出して気軽に買い換えるなどの行為は慎む必要があるでしょう。
参考リンク
![](https://www.amnesty.or.jp/common/img/logo_share.png)
![](https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20130922/366242/main_image.jpg)
参考の動画
華井和代「紛争下の性暴力の構造と日本の取り組み」ーデニ・ムクウェゲ医師来日講演会:平和・正義の実現と女性の人権
デニ・ムクウェゲ「コンゴ東部における性暴力と紛争鉱物(日本語字幕)」ーデニ・ムクウェゲ医師講演会2016
【アムネスティ】スマートフォンに隠された真実:あなたのケータイ、「児童労働」につながっていませんか?(日本語字幕付※設定をONにしてください)|アムネスティ日本
まずは中古カメラの買取先を探す
まだ使えるデジカメではあるものの、諸事情で買い換える必要に迫られたとします。
その場合は、中古カメラの買取先を探しましょう。
デジカメの買取先の例
パソコンショップ DO-MUに売りに行く
パソコンショップ DO-MUのウェブサイトを見ると、デジカメも買い取っていると書いてありました。
売りに行く時は、マイカーで行くと二酸化炭素が大量に出てしまうので、JRや地下鉄で行くと良いでしょう。
DO-MUは以前は札幌駅のすぐ近くにありましたが、場所が移って今は地下鉄「東札幌」駅から1kmほどの場所にあります。
DO-MUのウェブサイト
DO-MUの場所
ブックオフに売りに行く
ブックオフのウェブサイトの説明で、ブックオフでデジカメも買い取っていると書いてありました。
マイカーで行くと二酸化炭素が大量に出てしまうので、JRや地下鉄で行くと良いでしょう。
ブックオフは駅から徒歩圏内の店が結構たくさんあります。
例えばあいの里、麻生、大通、琴似の店などです。
ブックオフの買取のページで、デジカメの買取をしている店舗を調べられます。
ブックオフの買取のページ
ブックオフオンラインで売る
ブックオフオンラインのサイトの買取の説明に、カメラも買い取っていると書いてありました。
ネットオフ家電買取に出す
ネットオフ家電買取の説明に、カメラも買い取っていると書いてありました。
ハードオフに売りに行く
近くにハードオフの店があるなら、ハードオフに持って行くのも良いでしょう。
マイカーで行くと二酸化炭素が大量に出てしまうので、JRや地下鉄で行くと良いでしょう。
例えば札幌のあいの里のハードオフはJR「あいの里教育大」駅前にあるので、JRで簡単に行けます。
ハードオフのサイト
![](https://www.hardoff.co.jp/assets/img/common/og-21b2e6f68c.png)
ハードオフの場所の一例
ゲオに売りに行く
ゲオの店舗買取の案内ページに、デジカメも買い取っていると書いてありました。
そこで、近くにゲオの店があるならゲオに持って行くのも良いでしょう。
売りに行く時、マイカーで行くと二酸化炭素が大量に出てしまうので、JRや地下鉄で行くと良いでしょう。
どの店舗でデジカメの買取を行っているかは、ゲオのウェブサイトの店舗検索のコーナーで調べられます。
ゲオの店舗買取の案内ページ
ゲオの宅配買取
ゲオの宅配買取のサイトに、デジカメも買い取っていると書いてありました。
買取に出せない場合は再資源化に回す
買取に出せない場合は、再資源化に回しましょう。
家庭と企業のデジカメの処理方法の違い
家庭のデジカメは小型家電リサイクル法の対象範囲に入ると思われる
環境省からのお知らせや自治体の広報を見る限り、家庭などの電子機器の再資源化処理は、小型家電リサイクル法の対象範囲に入ると思われます。
よって、小型家電リサイクル法に基づいて手続きを進めていきます。
企業の廃棄物は家庭とは処理方法が異なる
家庭用と事業用では電子機器の処分方法は異なります。
事業用の電子機器を家庭用対象の自治他の回収に出したりはできません。
事業用の電子機器は、以下の札幌市のページで処分方法が確認できます。
札幌市のページ
小型家電リサイクル法は企業から出る廃棄物も対象になっているということです。
ただし、企業の廃棄物は用途によっては別の法律の対象になっていたり、回収方法が家庭とは異なるなど、いろいろ違いがあります。
以下の環境省のウェブページに企業向けの小型家電リサイクル法のパンフレット等があります。
参考リンク
事業者などで排出されたリチウムイオン電池などの使用済み小型充電式電池の回収を一般社団法人JBRCが行なっており、以下のページに説明があります。
札幌で家庭用のデジタルカメラを処分する方法の一例
札幌市のウェブサイトにデジカメの処分方法が説明されています。
参考リンク
札幌市の、リチウムイオン電池の回収についての説明
札幌市の、小型家電の回収についての説明
リチウムイオン電池を外す
電池を取り外せる普通のカメラなら、カメラからリチウムイオン電池を取り外します。
電池内蔵の機器で、ユーザーが自分で電池を取り出せない構造になっている製品なら、電池はそのままにします。
リチウムイオン電池を一般社団法人JBRC回収協力店に持っていく
リチウムの採掘はとてつもなく環境負荷が大きいことが知られているので、せっかく採掘して手元にあるリチウムは絶対に無駄にしないようにしましょう。
リチウムイオン電池は札幌市で回収していないため、一般社団法人JBRC回収協力店に持っていって下さい、と札幌市のサイトに書いてありました。
一般社団法人JBRC回収協力店は以下のリンク先で調べられます。
参考リンク
『協力店・協力自治体』検索 | 小型充電式電池のリサイクル 一般社団法人JBRC
参考リンク
![](https://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2022/11/lithium-002.jpg)
カメラ本体の回収方法1 札幌市の小型家電「回収拠点」に持っていく
札幌市の小型家電の無料回収場所になっている「回収拠点」にデジカメを持っていきます。
回収拠点はいずれも(株)マテックの「じゅんかんコンビニ24」「リサイクルステーション」「支店」のどれかです。
札幌市のサイト内に回収拠点一覧があります。
札幌市の小型家電回収の説明動画
小型家電の無料回収について
手話動画「使用済み小型家電を回収しています」
札幌市のページ
「回収拠点」、「回収ボックス」の場所の地図
マテックの小型家電回収のページ
マテックのじゅんかんコンビニ24のページ
マテックのリサイクルステーションのページ
カメラ本体の回収方法2 札幌市の小型家電「回収ボックス」に持って行く
札幌市の小型家電の無料回収場所になっている「回収ボックス」にデジカメを持っていって、回収に出すこともできます。
ただし「縦30cm×横30cmの正方形の投入口を通るサイズの家電等」しか入れることができないということです。
この寸法ならほとんどのデジカメは入るでしょう。
もし回収ボックスの穴が小さくて通らない場合は「回収ボックス」ではなく「回収拠点」に持って行きます。
「回収ボックス」の場所一覧などは札幌市のページにあります。
札幌市の小型家電回収ボックスの説明動画
さっぽろゴミュニケーションTV#22 小型家電回収ボックスに行ってみよう!
札幌市のページ
「回収ボックス」、「回収拠点」の場所の地図
カメラ本体の回収方法3 宅配便による小型家電の回収に出す
体調その他の事情で回収場所へ持っていけない場合もあるでしょう。
そういった場合は宅配便による小型家電の回収に出す方法もあります。
この場合、国認定の回収業のサービスを利用します。
一例として、リネットジャパンが小型家電の回収を行っています。
札幌市の無料回収と異なり回収料金がかかると思われるため、回収業者のウェブサイトで確認する必要があります。
リネットジャパン
おまけ
マテックのCM動画です。
以上、札幌市で家庭用のデジカメを廃棄・処分する方法の一例をみてみました。
中古買取
![](https://www.hardoff.co.jp/assets/img/common/og-21b2e6f68c.png)
小型家電リサイクル