以前フィルムカメラで撮影した写真で、大きくプリントしたい特に大事な写真もあるでしょう。
大きいサイズでプリント可能で、かつパソコンで使えるようデータ化したい場合がたまにあります。
富士フイルム®公式 写真フィルムの「フィルムスキャンサービス」は、コマ指定で写真フィルムを高解像度でスキャンするメニューがあります。
ここでは、特定のコマを指定してフィルムを高解像度スキャンする、FUJIFILM®の写真フィルムのスキャンサービスの仕様をみてみます。
※以下はこの記事を書いた時点で確認した内容です。その後仕様が変更された部分もあるかもしれませんので最新情報は富士フイルムのサイトで確認して下さい。
富士フイルム公式 写真フィルムの「フィルムスキャンサービス」の主な内容
富士フイルム公式 写真フィルムの「フィルムスキャンサービス」には、以下の3種類のメニューがあります。
- 全コマ書き込み
- 指定コマ書き込み
- 高解像度書き込み
このうち、「高解像度書き込み」が、大きいサイズでプリント可能なデータにしてくれるメニューです。
富士フイルム 写真フィルムの「フィルムスキャンサービス」
高解像度書き込み
「高解像度書き込み」は、フィルムの中でスキャンするコマを指定し、高解像度でスキャンするというものです。
画像サイズは1000万画素 A4判以上でプリントできるくらいのサイズ
高解像度書き込みで作成される画像サイズは1000万画素です。
- 画像サイズ:1000万画素
1000万画素の画像データは、店のプリントサービスや家庭のインクジェットプリンターでA4判(210×297mm)以上、四つ切りサイズ(およそ254×305mm)くらいで出力可能なサイズのデータです。
よって、少し大きくプリントしたいような大事な写真を、A4判か四つ切りくらいでプリントできるような画像データにしたいときに向いています。
対応しているフィルム:35ミリ、APS、ブローニー
対応しているフィルムは、35ミリ、APS、ブローニー、です。
- 35ミリ
- APS
- ブローニー(セミ~6×9)
ブローニーは、セミ~6×9まで対応できるとのことです。
一般的な35mmフィルムで撮影した場合なら何も問題ありません。
スキャンするコマを指定する
「高解像度書き込み」で依頼する場合は、フィルムの中でスキャンするコマを指定する必要があります。
パソコン閲覧用のDVD-Rディスクで納品される
スキャン後のデータは、パソコン閲覧用のDVD-Rディスクで納品されます。
- 納品時のメディア:パソコン閲覧用のDVD-R
スナップ写真をデータ化してパソコンなどで使うのに十分です。
写真は自動色補正が施される
データ化するときに、自動色補正が施されます。
- 後処理:自動色補正あり
ネガフィルムなら色補正してもらわないと普通の写真になりません。
ポジフィルムもよほど絶妙に撮影されていない限りは色補正した方が良い写真になります。
写真フィルムをデータ化してパソコンなどで使うのに十分な仕様です。
写真フィルムの送付、返却などは宅配便で可能
スキャンサービスを利用するためには写真フィルムを送る必要があります。
写真フィルムの送付、返却などは、富士フイルムから送られてくるダンボールキットを使って、宅配便を使って行うことができるということです。
元の写真フィルムはきちんと返却される
原稿として送ったプリント写真は、スキャニング作業後に、納品用DVDとともに返却されます。
できないこと
富士フイルム公式 写真フィルムの「フィルムスキャンサービス」では、以下のようなことはできないようです。
- 自動色補正をせずにそのままの色でスキャンする
- パソコンでなくDVDプレーヤーで再生できるDVDにする
結論 大きいサイズで使いたい大事な写真のフィルムを、コマ指定でスキャンするのに最適
以上の内容から、富士フイルム公式 写真フィルムの「フィルムスキャンサービス」は、フィルムカメラで撮影した写真フィルムのうち大事な特定の写真を、A4より大きいくらいのプリントに耐えるサイズでデータ化するのに適した内容です。
大量のスナップ写真のフィルムを2L判くらいで使えるようスキャンをしたい場合
大量のスナップ写真のように、それほど大サイズで使えなくても良いので、2L判くらいでプリント可能なサイズで費用を抑えてスキャンしたい場合は、「全コマ書き込み」「指定コマ書き込み」というメニューが向いています。
このメニューではフィルム写真を300万画素の画像データにしてくれます。
300万画素はおよそ2L判程度でプリント可能なサイズです。
参考記事
以上、FUJIFILMのプリント写真のスキャンサービスのうち「高解像度書き込み」の仕様をおおまかにご紹介しました。
富士フイルムのフィルムスキャンサービス
参考記事