ようこそお越しくださいました

初めてのモニターのキャリブレーション 方法や道具の紹介

当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています

eyecatch_display_caribration

 パソコン画面とプリンターの印刷結果の色を合わせたりするため、機器のカラーマネジメントをします。
 モニターのカラーマネジメントを行なうため、モニターのキャリブレーションをします。
 モニターのキャリブレーションの方法にはいくつかあり、初心者の人には分かりにくい面もあります。

 ここでは、パソコンのディスプレイのキャリブレーションの方法や道具をご紹介します。

  1. 機器などを買うときの参考情報
    1. 武装勢力や児童労働と関わりのある原料を使っていないかどうか
      1. メーカーの取り組みを確認する方法
    2. 使用後の製品の回収について説明されているかどうか
    3. 激安品より適正な価格の製品を使った方が最終的に自分のビジネスもうまくいく
  2. 方法1 モニターキャリブレーションツールで普通のモニターのキャリブレーションが可能
    1. ソフトウェア・キャリブレーションとは
    2. モニターキャリブレーションツールを使用するメリット
      1. メリット
      2. デメリット
    3. モニターキャリブレーションツールによるキャリブレーション作業の手順
    4. モニターキャリブレーションツールの例
      1. Calibrite Display SL
      2. Calibrite ColorChecker Display
      3. datacolor SpyderX Pro
      4. Calibrite Display Pro HL
      5. Calibrite ColorChecker Display Pro
    5. モニターキャリブレーションツールの機能比較
      1. Calibriteの製品の機能比較
      2. datacolorの製品の機能比較
  3. 方法2 カラーマネジメントモニターを使ってキャリブレーションが可能
    1. カラーマネジメントモニターの利点
      1. 利点1 キャリブレーション作業が比較的簡単
      2. 利点2 ハードウェア・キャリブレーションができ、画質が高い
    2. カラーマネジメントモニターのキャリブレーションの手順
    3. カラーマネジメントモニターの例
      1. EIZO ColorEdge CS2400Rと測色器EX4のセット
      2. EIZO ColorEdge CS2400Sと測色器EX4のセット
      3. EIZO ColorEdge CG2420-Z
    4. カラーマネジメントモニターの色域について
  4. 方法3 既存のモニターをsRGBモードにする
  5. 補足 OSに備わっている、見た目で調整する方法について
  6. ディスプレイの廃棄方法について
    1. まだ使えるディスプレイなら信頼できる店へ買取へ
    2. 壊れて使えないディスプレイの場合、資源有効利用促進法に従って廃棄しましょう
スポンサーリンク

機器などを買うときの参考情報

 電子機器の製造には深刻な国際問題も関係しています。
 当然ながら、機器を使用する私たちユーザーもそれら国際問題の当事者の一人です。
 仕事や創作活動などを意義あるものにするため、物を買う場合は社会的責任を果たしているメーカーや店の製品を選びましょう。

武装勢力や児童労働と関わりのある原料を使っていないかどうか

 報道によれば、電子機器などの製造に必要な鉱物は武装勢力の資金源になっている鉱山で生産されたり、児童労働につながっているものもあるということです。

参考

華井和代「紛争下の性暴力の構造と日本の取り組み」ーデニ・ムクウェゲ医師来日講演会:平和・正義の実現と女性の人権

デニ・ムクウェゲ「コンゴ東部における性暴力と紛争鉱物(日本語字幕)」ーデニ・ムクウェゲ医師講演会2016

【アムネスティ】スマートフォンに隠された真実:あなたのケータイ、「児童労働」につながっていませんか?(日本語字幕付※設定をONにしてください)|アムネスティ日本

参考リンク

コンゴ民主共和国:スマートフォンの裏に児童労働 : アムネスティ日本 AMNESTY
アップル、サムソン、ソニーなど著名なエレクトロニクス企業は、児童労働など不当に採掘されたコバルトが自社の製品に使われていないかどうかを認識していない。アムネスティ・インターナショナルとアフリウォッチは1月19日、調査報告書の中で明らかにした...

参考書籍

 「人新生の「資本論」」で先進国から先進国以外の国々へ環境汚染その他の被害が押し付けられ外部化されていることが説明されていました。

楽天ブックス Amazon

楽天ブックス Amazon

メーカーの取り組みを確認する方法

 電子機器などを購入する場合、紛争や児童労働などに関わりのない鉱物を使用しているかどうかなど、製造メーカーがきちんと管理された道筋で原料を調達しているかどうかを確認すると良いでしょう。
 検索サイトで「メーカー名 + 紛争鉱物」などで検索すると、そのメーカーの公式サイト内の紛争鉱物の問題への取り組みに関するページなどが見つかります。
 真面目に取り組んでいるメーカーなら、原料調達に関する取り組みについての記載があり、具体的な調査結果などを公開し、どのくらい調べているかが説明されていたり、完全には調べ切れておらず紛争鉱物を調達してしまっているおそれがあることが説明されたりしています。

 メーカーによっては、紛争鉱物の問題に取り組んでいると書いてあるだけで、取り組みの具体的な内容や結果について全く説明が載っていないメーカーもあります。

使用後の製品の回収について説明されているかどうか

 物が壊れたら、パソコンやPCモニター等ならPCリサイクルなどに出す、その他の電子機器なら小型家電リサイクルなどに出す、というように法律に従って回収に出す必要があります。

 メーカーによっては使用後の機器の回収方法を分かりやすく説明したり、分かりやすい回収申し込みフォームを用意したりしています。
 一方、使用後の機器の回収について丁寧とは言えない説明しか載せていないメーカーもあります。

 きちんと回収して持続可能な事業活動をしようとしているまじめなメーカーを選びましょう。

激安品より適正な価格の製品を使った方が最終的に自分のビジネスもうまくいく

 人権や環境に配慮して真面目に製品を作る場合と、人権や環境に配慮せずに作る場合なら、配慮して作る場合の方がコストがかかるので製品の価格は高くなります。

 自分のビジネスや暮らしで人権や環境に配慮して製造された適正な価格の製品を使えば、人権は守られ、地球環境も保全され、生活も仕事もしやすくなり、回り回って自分のビジネスで販売している製品やサービスも激安ではなく適正な価格で販売できる社会になります。地球環境が保全されれば人類滅亡も避けられ文明が存続し、人間以外の生き物も暮らしやすく死に絶えずに済み、人間やエゾリスやスズムシやその他諸々の全員にとって仕事もしやすく生活もしやすい世界になります。

参考書籍

楽天市場 Amazon

スポンサーリンク

方法1 モニターキャリブレーションツールで普通のモニターのキャリブレーションが可能

 カラーマネジメントモニターではない普通のディスプレイでも、モニターキャリブレーションツールを使えばソフトウェアキャリブレーションが行えます。

モニターキャリブレーションツールでキャリブレーションをしている様子

モニターキャリブレーションツールでキャリブレーションをしている様子

ソフトウェア・キャリブレーションとは

 カラーマネジメントモニターではない普通のディスプレイは、ディスプレイ本体の内部を調整して表示特性を高い精度で細かく調整するようなことはできませんが、パソコンから送られる映像の信号に処理を加えることで白色点の色、輝度・ガンマなどの調整を行えます。

 このような方法がソフトウェア・キャリブレーションというものです。

 普通の液晶ディスプレイなどを「i1 Display Pro」や「ColorChecer Display」などのモニターキャリブレーションツールを使用してキャリブレーションした場合、ソフトウェア・キャリブレーションが行われます。

モニターキャリブレーションツールを使用するメリット

メリット

 今使っているディスプレイをモニターキャリブレーションツールでキャリブレーションするなら新たにカラーマネジメントモニターを購入する必要がありません。
 新品のモニターを1台製造せずに済めば、その分環境負荷を抑えることができます。

デメリット

 モニターキャリブレーションツールで普通のモニターのキャリブレーションをして使う方法は、カラーマネジメントモニターをキャリブレーションして使う場合よりも少し難しいです。
 キャリブレーション後はモニターやOSの機能で輝度や色合いの調整をしないようにするなど、モニター調整について少し知識が必要になります。

 また、キャリブレーションを行うにはディスプレイが輝度やコントラストをある程度細かく調整できるものでなければなりません。
 ジャンクコーナーで売られているディスプレイなど性能が下がっているディスプレイでは、モニターキャリブレーションツールの使用だけでは正確にキャリブレーションができない場合もあります。

モニターキャリブレーションツールによるキャリブレーション作業の手順

 モニターキャリブレーションツールによる基本的なキャリブレーション作業はだいたい以下のような手順で進めます。

  1. パソコンに測色器を接続する
  2. キャリブレーションツール専用のキャリブレーションソフトを起動
  3. 輝度・白色点の色・ガンマなどを自分で決める。(プリセットが何種類か用意されている場合もある)
  4. 測定の開始。
  5. ソフトからディスプレイの輝度などの手動調整を促されたら、画面に表示される目盛りや指示に従ってモニターの調整ボタンなどを操作する。
  6. 測色作業が自動で進む。
  7. ディスプレイプロファイルの名前の入力などをし、ディスプレイプロファイルを保存する。
  8. 完了

参考記事

Calibrite ColorChecker Displayによるモニターキャリブレーションの方法、手順の一例
価格と機能が手頃なモニターキャリブレーションツールにColorChecker Displayがあります。  ここでは、ColorChecker Displayの使い方、モニターをキャリブレーションする実際の手順の一例をご紹介します。 Col...

モニターキャリブレーションツールの例

 モニターキャリブレーションツールの一例として、以下のような機種があります。

Calibrite Display SL

Calibrite® Display SLは初級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
Calibrite ColorChecker Displayより後に発売された製品です。

楽天市場 Amazon

メーカーのページ

Welcome to Calibrite
We are dedicated to providing the very best solutions for photographers, filmmakers, designers and content creators.

参考記事

モニターキャリブレーションツールCalibrite「Display SL」はどのような機器か
Calibriteの初級者向きモニターキャリブレーションツールに「Display SL」という機種あります。「Display SL」の仕様などをみてみます。

Calibrite ColorChecker Display

 Calibrite ColorChecker Displayは初級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
 Calibrite Display SLより以前に発売された製品です。

メーカーのページ

Welcome to Calibrite
We are dedicated to providing the very best solutions for photographers, filmmakers, designers and content creators.

参考記事

colorchecker DISPLAYとはモニターを正確に調整する初級者向けツール
ディスプレイ表示を正確にするために、モニターキャリブレーションを使います。  簡易的なモニターキャリブレーションツールにCalibrite「colorchecker DISPLAY」があります。  ここでは、Calibrite「colorc...

datacolor SpyderX Pro

 datacolor SpyderX Proは初級者向きのモニターキャリブレーションツールです。

楽天市場 Amazon

メーカーのページ

SpyderXpro

参考記事

SpyderX Proとは、モニターを正確に調整するツール 初級者向き
ディスプレイ表示を正確にするために、モニターキャリブレーションツールが必要です。  ここでは一般的な用途に十分な内容の、datacolor「SpyderX Pro」はどのようなキャリブレーションツールなのかみてみます。 機器などを買うときの...

Calibrite Display Pro HL

 Calibrite Display Pro HLは初級者から上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
 Calibrite ColorChecker Proより後に発売された製品です。

楽天市場 Amazon

メーカーのページ

Welcome to Calibrite
We are dedicated to providing the very best solutions for photographers, filmmakers, designers and content creators.

参考記事

モニターキャリブレーションツールCalibrite「Display Pro HL」はどのような機器か
Calibriteの初級者〜上級者向きのモニターキャリブレーションツールに「Display Pro HL」という機種あります。「Display Pro HL」の仕様などをみてみます。

Calibrite ColorChecker Display Pro

 Calibrite ColorChecker Display Proは中上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
 Calibrite Display Pro HLより以前に発売された製品です。

メーカーのページ

Welcome to Calibrite
We are dedicated to providing the very best solutions for photographers, filmmakers, designers and content creators.

参考記事

Calibrite「ColorChecker Display Pro」とは中上級者向きモニターキャリブレーションツール
中・上級者向きのモニターキャリブレーションツールにCalibrite「colorchecker DISPLAY Pro」があります。  ここでは、「ColorChecker Display Pro(カラーチェッカーディスプレイプロ)」はどの...

モニターキャリブレーションツールの機能比較

Calibriteの製品の機能比較

 Calibrite製品の日本国内総販売代理店、株式会社ヴィンチェロの公式サイトの以下のページにCalibrite製品の機能比較表があります。

datacolorの製品の機能比較

 datacolorの以下のページにSpyder X Pro、Spyder X2 Elite、Spyder X2 Ultraの比較表があります。

spyderx2
Datacolor社の日本代理店イメージビジョン株式会社のSpyderX特設ページです。
スポンサーリンク

方法2 カラーマネジメントモニターを使ってキャリブレーションが可能

 カラーマネジメントモニターを使うとキャリブレーションが簡単にできます。
 説明書に従って操作するだけです。

カラーマネジメントモニターの利点

利点1 キャリブレーション作業が比較的簡単

 カラーマネジメントモニターのキャリブレーションの手順は比較的簡単です。
 詳しくない人でもある程度簡単に基本的なキャリブレーションを行えるようになっています。

 輝度などの調整も自動で行われ、キャリブレーション後は調整した輝度やその他の特性が固定されて勝手に変更されないようになるなど、モニター調整に詳しくなくても扱いやすいです。

利点2 ハードウェア・キャリブレーションができ、画質が高い

 カラーマネジメントモニターは、モニター自体の内部で表示特性を調整します。パソコンから送られてくる映像の信号には手を加えず、モニター本体で白色点の色、輝度、ガンマの調整などを行います。
 このような方法がハードウェア・キャリブレーションというものです。
 ハードウェアで直接調整するので映像の信号自体には手を加えずに精度の高い調整ができ、映像も劣化しにくいです。

 カラーマネジメントモニターと普通のディスプレイの最も大きな違いはハードウェア・キャリブレーションができるかできないかという点です。

カラーマネジメントモニターのキャリブレーションの手順

 カラーマネジメントモニターの基本的なキャリブレーション作業はだいたい以下のような手順で進めます。

  1. 外付け測色器を使うカラーマネジメントモニターなら測色器を接続する
  2. 専用のキャリブレーションソフトを起動
  3. 輝度・白色点の色・ガンマなどを自分で決める。
    (自分で決めるのが大変なら、EIZOのモニターの場合なら「STD」のカラーモードのいずれかを選ぶか、「ADV」のカラーモードを選んで目標値のプリセットからいずれかを選ぶ。)
  4. 測定の開始。自動で輝度・白色点の色・ガンマの調整とディスプレイプロファイル作成が進む
  5. 完了

参考記事

カラーマネジメントモニターのキャリブレーションの方法、手順の一例
カラーマネジメントモニターのキャリブレーション作業の一例として、EIZO® ColorEdge®を専用キャリブレーションソフトColorNavigator7でキャリブレーションしてみます。 使う機器  EIZOのカラーマネジメントモニター ...
カラーマネジメントモニターのsRGBモードなどをキャリブレーションする方法
カラーマネジメントモニターは詳細なキャリブレーション目標を自分で決めてハードウェアキャリレーションを行えます。  そのような自分で自由に目標を決めて使う方法の他に、カラーマネジメントモニターには「sRGBモード」のような設定が用意されている...

カラーマネジメントモニターの例

 カラーマネジメントモニター本体と外付け測色器のセットか、測色器内蔵のカラーマネジメントモニターがあれば、キャリブレーションを行なってカラーマネジメントモニターを使用できます。

EIZO ColorEdge CS2400Rと測色器EX4のセット

 EIZO ColorEdge CS2400Rは色域がsRGBカバー率100%のカラーマネジメントモニターです。
 CS2400RとEX4のセット品があれば、キャリブレーションを行なってモニターを使用できます。

icon iconicon icon

メーカーのページ

ColorEdge CS2400R | EIZO株式会社
EIZO製品情報。コンピュータモニターなどの各種映像関連 機器紹介、ビジネスソリューション、ニュース、サポート、EIZO オンライン ショッピング、用語解説、会社情報など

参考記事

カラーマネジメントモニター EIZO ColorEdge CS2400R
ColorEdge® CS2400RはEIZO®のカラーマネジメントモニターです。  現在販売されているカラーマネジメントモニターの中では、価格の面で比較的手が届きやすい製品です。  CS2400Rはどのようなディスプレイか、おおまかにまと...

EIZO ColorEdge CS2400Sと測色器EX4のセット

 EIZO ColorEdge CS2400Rは色域がAdobeRGBカバー率99%のカラーマネジメントモニターです。
 CS2400RとEX4のセット品があれば、キャリブレーションを行なってモニターを使用できます。

icon icon icon icon

メーカーのページ

ColorEdge CS2400S | EIZO株式会社
EIZO製品情報。コンピュータモニターなどの各種映像関連 機器紹介、ビジネスソリューション、ニュース、サポート、EIZO オンライン ショッピング、用語解説、会社情報など

参考記事

カラーマネジメントモニターEIZO ColorEdge CS2400Sの仕様 フォトレタッチに十分
AdobeRGBをほぼカバーしているカラーマネジメントモニターの中では価格が低めの製品にEIZOのColorEdge CS2400Sがあります。フォトレタッチ用途の側面から、CS2400Sの主な仕様についてみてみます。

EIZO ColorEdge CG2420-Z

 EIZO ColorEdge CG2420-Zは測色器内蔵、色域がAdobeRGBカバー率99%のカラーマネジメントモニターです。
 測色器内蔵なのでCG2420-Zがあればキャリブレーションを行なってモニターを使用できます。

icon icon

EIZOダイレクト icon 楽天市場

メーカーのページ

ColorEdge CG2420-Z | EIZO株式会社
EIZO製品情報。コンピュータモニターなどの各種映像関連 機器紹介、ビジネスソリューション、ニュース、サポート、EIZO オンライン ショッピング、用語解説、会社情報など

参考記事

カラーマネジメントモニター EIZO ColorEdge CG2420-Z
AdobeRGBをほぼカバーし、測色器内蔵の24型のカラーマネジメントモニターにEIZO® ColorEdge® CG2420-Zがあります。  フォトレタッチ用途の側面から、CG2420-Zの主な仕様についてみてみます。 機器などを買うと...

カラーマネジメントモニターの色域について

 AdobeRGBをカバーしている色域のカラーマネジメントモニターでなければAdobeRGBのデータを扱えないように感じるかもしれませんが、sRGBくらいの色域のカラーマネジメントモニターでもAdobeRGBのデータを正しく扱えます。

 sRGBはAdobeRGBより色域が狭いので、AdobeRGBのデータにはsRGBくらいのカラーマネジメントモニターでは表示できない色が含まれている場合が多いですが、その場合はカラーマネジメントシステムの仕組みに則って色が変換されて表示されます。

参考記事

AdobeRGB色域のカラーマネジメントモニターはsRGB特性の表示も可能
あるときはプリンターで印刷したりオフセット印刷したりするためにAdobeRGB色域で写真やイラストを作成し、またあるときはWEB公開用にsRGB色域で写真やイラストを作成したい、という方は多いでしょう。  AdobeRGB色域をカバーしたデ...
AdobeRGBのデータを扱えるか? 決め手はモニターではなくソフトの方
AdobeRGBの色域を表示可能なディスプレイがなければAdobeRGBのデータは扱えないという誤解も多く見られます。  ここでは、AdobeRGBのデータを扱えるかどうかの決め手はディスプレイの色域ではなく、データを扱うソフトウェアの方で...
スポンサーリンク

方法3 既存のモニターをsRGBモードにする

 ディスプレイを自分好みに調整せず、「sRGBモード」のようなsRGB特性に近いプリセットの表示モードにすると、キャリブレーションを行った状態に近くなるかもしれません。

 新たにモニターやモニターキャリブレーションツールを購入すると環境負荷もかかり、費用もかかるので既存の設備だけで何とかしたいという場合は、ディスプレイの調整メニューで「sRGBモード」またはそれと似たような名前の設定にしてみると良いでしょう。

 モニターによっては「sRGBモード」のような表示モードがないかもしれませんが、「sRGBモード」に似た名前の表示モードがある場合もあります。

 色やコントラストを、自分好みに自由に変更して使うよりは、ある程度sRGBに近い設定にして使用した方が多少はキャリブレーションを行った状態に近くなる可能性があります。

参考記事

カラーマネジメントの知識なしで画面とプリンターの色を合わせる方法
一般的な、ICCカラープロファイルを使用したカラーマネジメントによってパソコン画面とプリンターの印刷結果の色を合わせる方法は、精度はある程度高いですが結構ややこしい作業です。  それほど高い精度は求めないので、日常の利用に足りる範囲でできる...
スポンサーリンク

補足 OSに備わっている、見た目で調整する方法について

 OSに元々備わっている「ディスプレイキャリブレーション・アシスタント」「画面の色調整」といったディスプレイ調整用の機能を使って、見た目でディスプレイの表示を調整する方法があります。

 しかし、見た目で調整するのは大変難しく、私の経験ではあまりうまくいったことがありません。

 OSのディスプレイ調整機能を使うよりは、「sRGBモード」やそれに似たようなモードに設定してディスプレイを使用する無難かもしれません。

スポンサーリンク

ディスプレイの廃棄方法について

 モニターはできるだけ大切に長く使いましょう。
 1台のモニターを大切に長く使えば、その分製造するモニターの台数が少なく済み、環境負荷を抑えられます。

 事情で使わないくなったモニターや壊れたモニターは、正しく買取に出したり法に従って機器の回収に出したりしましょう。

まだ使えるディスプレイなら信頼できる店へ買取へ

 まだ使えるディスプレイを廃棄してしまうと資源が無駄になり環境負荷が大きくなり経済活動は停止して人類は滅亡してしまいます。
 また、他の種の生き物たちも人間の巻き添えで絶滅してしまいます。

 そこで、信頼できる買取の店へ出しましょう。
 そして次回別の備品を購入するとき、良い中古品を探して購入すると良いでしょう。
 買取に出して、別なものを購入する時に中古品を買うと、全体で見て新品を1個製造せずに済むので、環境負荷を減らせます。

壊れて使えないディスプレイの場合、資源有効利用促進法に従って廃棄しましょう

 液晶ディスプレイの廃棄に関しては、資源有効利用促進法に基づいて行うことになっています。

 引き取りを依頼する先を間違えると国際法に違反して何かのルートで海外へ輸出されたり、適切に再資源化もされないまま現地で甚大な環境汚染や健康被害を引き起こしたりしているらしいです。

 そういった事態に加担してしまっては仕事や創作活動の意味もなくなってしまうので、物は大切に使って正しく処分しましょう。

参考記事

パソコンのモニターの処分方法 〜資源有効利用促進法に基づいて〜
パソコンのディスプレイはいずれ壊れます。  液晶ディスプレイを処分する場合、国内の信頼できるルートで再資源化などの処理がされるようにしなければなりません。  ここではパソコンのディスプレイの適正な廃棄・処分方法について確認してみます。 はじ...
カラーマネジメントツールの廃棄・処分方法 〜小型家電リサイクル法に基づいて〜
電気製品は一定の年数が経てば壊れてしまいます。  カラーマネジメントツールも測色器などは電子機器なので、一定の年数が経てば壊れてしまいます。  カラーマネジメントツールの中でも測色器など電子機器が壊れた場合、廃棄方法は気をつける必要がありま...

 以上、モニターのキャリブレーションの方法でした。

参考記事

ディスプレイのカラーマネジメントに必要なツール
測色器と付属品一式がセットになったカラーマネジメントツールは、少しずつ内容が違う種類がたくさんあってまぎらわしく、どれを購入すれば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。  どのような用途でどのツールを使えば良いかについて、別の記事で...
カラーマネジメントツール 結局どれを使えば良いのか
モニターの表示とプリンターの印刷結果の色を合わせるなど、カメラ、スキャナー、モニター、プリンターなどの機器で色を正確に扱うため、カラーマネジメントシステムを利用して色の管理をします。  カラーマネジメントを行うには専用の機器が必要ですが、種...
カラーマネジメントモニターの選び方とキャリブレーションの理屈
写真のレタッチや印刷用レイアウトデータの作成など色を正確に扱う必要のある作業ではキャリブレーションされたモニターが必要です。  ここでは、モニターキャリブレーションのおおまかな理屈と、フォトレタッチ用途のカラーマネジメントモニターの選び方の...
ディスプレイとプリンター、色が正しくないのはどちらか 判断する方法
ディスプレイ表示の色と、プリンター出力の色が異なる場合、見ただけではディスプレイとプリンターのどちらの色が不正確なのかは分かりません。  実際にはディスプレイの色が不正確である場合に、プリンターの色が不正確だと思い込んで解決策を考えても当然...
写真をモニターと同じ色でプリンターで印刷する方法の簡単な説明
パソコンのディスプレイ表示とプリンター出力の色を同じになるようにする理屈や方法の説明は色々ありますが、説明するほどだんだんややこしくなって、分かりにくくもなってきます。  ここでは、写真をディスプレイ表示と同じ色でプリンター出力するには、結...